印象材として見たときのおゆまるとは。

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コミケお疲れ様でした!
自分はMYシンフォニーさんのブースで冬の告知なんぞをやらせていただきました。

さて前回の記事の続き、今回はおゆまるインプレのローリターンについて書いていきます。
おゆまるでの手順は簡単に以下のようになります。

1.おゆまるを温める           
2.耳をぬらす                
3.柔らかくなったおゆまるを耳に挿入
4.押し込んで硬化待ち          
5.取り出す                 

こうして完成するのがコレです
発掘したおゆまるインプレ


このおゆまるインプレをシリコンインプレと比較してみたいと思います。

ヘリクスの再現はほぼ同じように見えます。
しかし外耳道の入口から第一カーブまでは多少近いものの
第一カーブ~第二カーブは先細りになってしまっています。
左:シリコンインプレからのシェル 右:おゆまるインプレ
ずいぶん細くなってしまっているのが分かりますね。
これではカスタムIEMの利点である遮音性が確保できないばかりか
装着性にも難がありそうです…。

なぜこんな形になるのでしょうか。原因はおゆまるの柔らかさにあります。
シリコンインプレはシリンジで注入する時には液体に近い流動性を持っています。
このおかげで外耳道の隅々までシリコンが行き渡り、インプレッションが採取出来るんですね。

一方、おゆまるはそこまでの流動性は無く

4.押し込んで硬化待ち

とあるように、外圧をかけて外耳道に押し当てています。
しかしこれでは外耳道の内側(圧力方向)の形状しか再現できません。
これがあの奇妙な形の原因だと思います。

結論:おゆまるインプレは…ダメ、ゼッタイ!!

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2 コメント

  1. φ(`д´)メモメモ...勉強になります。

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    1. へたくそな記事ですが、何かの参考になれば嬉しいですっ

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